こんにちは!HIROです。
この記事では、
モノレートの見方・使い方についてじっくりと解説します。
「モノレートを制する者はせどりを制す」
とも言われている程、モノレートの見方は大切です。
正直これができていなければ、せどりで稼ぐことはできません。
その為、かなりボリュームのある記事になりますが、必ずマスターして下さい。
Contents
モノレートとは
モノレートとは、ざっくりと言ってしまえば
商品が過去にアマゾンで「どのくらいの頻度で」「何円で」売れていったのかを示すデータ
です。
せどりを行うためには、商品を仕入れる必要があります。
ただし、その商品が「どのくらいの頻度で」「何円で」売れるかがわからないと、
仕入れたにも関わらず全く売れない。。。
仕入れ値よりも売値の方が下回ってしまい大損してしまった。。。
ということになってしまう可能性があります。
しかし、この過去のデータがある事で、今後も同じような「頻度」と「価格」で売れていくと予想する事ができます。
このデータがあるからこそ、せどらーは安心して商品を仕入れることができます。
逆にこのデータがなければ仕入れの難易度は格段に上がります。
モノレートがないということは、目隠しでせどりをしている事と同じです。
モノレートがいかに重要で、せどりを行う上で必須になるという事、理解して頂けましたでしょうか。
モノレートの表示項目の解説
では実際にモノレートを開いてみましょう。
こちらからモノレートを開いて下さい。
すると、このような画面が表示されますよね。
赤で囲った枠に、データをみたい商品を打ち込んで下さい。
入れ方は、
①JANコードを入力する
②商品名を入力する
の二つの方法があります。
JANコードがわかっている場合はJANコードを入力し、
もしわからなければ商品名を打ち込んで下さい。
今回はこの商品のデータを見てみます。
検索窓にこのように「EH-SA46-W」を入力し、「グラフを見る」をクリック
すると、検索結果が表示されます。
このように同じ商品が2つ表示されることもあります。しかし2つ目はランキングも表示されていませんし中古品の値段が明らかに上より高いですよね。
この場合、実際にAmazonで売れているのは上のものになりますので上の商品をクリックします。
するとこのような画面が表示されます。
さらに少し下にスクロールすると、こんな表も表示されます。
では、それぞれ何を表しているかを解説していきます。
色々なグラフや表が表示されて戸惑うかもしれませんが、最低限②と④と⑥のデータを抑えておいてもらえれば良いかと思います。
①データを表示させる期間
表示させるデータの期間を選択する事ができます。
デフォルトでは過去3ヶ月間に設定されています。
基本的にはそのまま3ヶ月間でデータを見てもらって大丈夫です。
②最安値の推移
過去の新品と中古品の最安値の推移になります。
モノレートでは、全て
新品が緑
中古品が赤
でわかりやすく表示されています。
この商品であれば、新品、中古共に大きな価格変動がなく一定である事が読み取れます。
③出品者数の推移
過去の出品者数の増減を示しています。
これもあまり大きな変化はないですね。
④ランキングの推移
このグラフが非常に大事になってきます。
これは、Amazonランキングの推移を表しています。
縦軸がランキングを示していて、下に行くほど1位に近いということになります。
このグラフがガクンと下がった時、商品が売れたと判断します。
例えば、グラフの赤丸で囲った部分を見て下さい。
ガクンと下がっていますよね。
これが商品が売れた時になります。
同じような波が過去にも何回もありますよね。
その為、この商品に関しては3ヶ月間で数十個売れているということがわかります。
これくらい売れているのであれば、この商品は需要がしっかりあるので自分が出品しても十分売れると予想できますね。
逆に売れていない場合、このようなグラフになります。
グラフの波が全く動いていないですよね。
このような商品は売れていないと考え、基本的には仕入れ対象外になります。
⑤モノレートユーザー
こちらはこの商品をモノレートで検索した人の数になります。
基本的に意識する必要はありませんが、場合によっては見た方が良い事もあります。
どのような時に見た方が良いのかは以下の記事に記載しています。
モノレートユーザーとは?せどりで赤字を回避できる見方と使い方
⑥詳細のデータを示した表
この表も非常に大切です。
こちらは、上の
②最安値の推移
③出品者の推移
④ランキングの推移
を1日単位で詳しく表示した表になります。
②、③、④のグラフはこの表に基づいて表示されていて、
表では視覚的にわかりづらい為、グラフの形で見やすく表示していると言った方が正しいですね。
どのように利用するのかは後で解説します。
モノレートの見方と使い方
では次に見方と使い方です。
実際に商品を仕入れる際は、これらデータから仕入れて良いか?という事を判断します。
では、何を読み取ったら良いのでしょうか。
それは、
新品と中古で、それぞれ「いつ」「いくら」で売れたか
です。
●「いつ?」がわかる事で、商品の売れる頻度がわかります。
つまり、この商品を自分が出品した際、いつ頃に売れるのかという予測を立てることができます。
●「いくら?」がわかる事によって自分が仕入れたい商品の値段がいくらまでなら仕入れ可能かがわかります。
例えばデータ上1万円で売れている商品を2万円で仕入れてしまっては赤字になってしまいますよね?
では、先ほどのデータで「いつ」、「いくらで」売れたのかを読み取っていきましょう。
まず見て欲しいのは④ランキングのデータです。
先ほど紹介した通り、ランキングのデータはその商品の売れた回数を示しています。
このグラフからこの商品がいつ売れたかわかりますよね?
ただ注意して欲しいのが、このグラフは
新品と中古を併せたグラフになっているということです。
その為、新品と中古、どちらが売れているのかを把握する必要があります。
その際に使用するのが⑦の詳細データです。
まずランキングをチェックしましょう。
すると、このようにランキングが上昇している所があります。
ではこの日、新品と中古のどちらが売れたのかを判断します。
その際に見る必要があるのが「出品者数」です。
出品者数が減った場合、商品が売れたと判断します。
この場合、中古の出品者は増えていますが、新品の出品者が減っていますよね?
そのためこの日は新品が売れたと判断できます。
では、いくらで売れたんでしょうか。
新品が売れている場合はほぼ最安値の商品が売れます。
その為、この日は9980円で商品が売れたと予想できます。
その他のパターン①
では、この日はどうでしょうか。
この場合、新品は減っておらず、中古が減っていますよね?
その為、この日は中古が売れたと判断します。
ではいくらで売れたんでしょうか?
最安値は2933円ですよね。
しかし、中古の場合は新品と異なり、最安値がそのまま売れたとは限りません。
中古品はコンデションが様々ですよね。
その為、コンデションの良い、最安値よりも高い値段の商品が売れた可能性があります。
このデータだけではいくらで売れたかを判断することが難しいので、
まずは最低この値段では売れるということを理解しておきましょう。
その他のパターン②
ではこの日はどうでしょうか。
新品も中古も出品者が減っていないですよね。
この場合の判断はどうすれば良いのでしょうか。
この場合、新品が売れたと予想します。
何故なら、新品は中古と違い、1人の出品者が複数在庫を持っている可能性があるからです。
逆に中古品を複数在庫持っている出品者はほとんどいないです。
その為、どちらも出品者が減っていない場合は新品が売れたと予想します。
また、売れた値段は10480円ですね。
以上、3つのパターンについて、新品・中古のどちらが売れているのかを解説しました。
詳細データは、下にスクロールする事でさらに過去のデータを見る事ができるので、これで新品・中古の売れ方を掴む事ができますね。
実際に過去のデータから数えた所、
新品の場合は10000円程度で月7個程売れているようでした。
実践編 モノレートを使った商品の仕入れ方
では、このデータから商品を仕入れて良いかの判断をしていきます。
資金の少ない初心者の場合、自分の出した商品が1ヶ月以内に売れるのであれば基準としてはOKです。
今回は新品を出品すると仮定して、1ヶ月以内に売れていくかという事を考えます。
データから、新品の場合10000円程度であれば月に7個くらいは売れる事がわかりました。
では自分が同価格で出品したとしても1ヶ月以内に余裕で売れる!
と思いがちですがちょっと待って下さい!
ここで、最安値で出品している出品者の数と在庫数も確認しておきましょう。
例えば最安値で出品している人が100人もいて、かつそれぞれが10個も在庫を持っていたらどうでしょうか。
なかなか自分に売れる順番が回ってきませんよね。
そのため、念のため出品者の数と在庫数をチェックします。
モノレートの赤枠で囲った箇所をクリックして下さい。
現在の新品の出品者一覧ページに飛ぶことができます。
ちなみに、全出品者を見る必要はありません。
新品の場合売れるのはFBAの最安値なので、その出品者だけでOKです。
見た所、最安値である10024円で出品している方が4人ですね。
在庫数は全て1つです。
※この在庫数は通常表示されません。拡張機能であるモノサーチを導入することで見ることができます。まだ入れてない場合はこちらを参考にされてください。
その為、ここに自分が出品し、10024円で出品した場合、
自分の商品が購入されるのはおよそ1/5の確率ということになります。
この商品は月に7回程度売れているので、1/5で自分の商品が売れるとなると、
月に1回は売れると予想できますね。
以上より、この商品は仕入れても月に1回は売れるので、仕入れ対象になる!
と判断できます。
あとは、この10024円で出品してもしっかり利益が取れる価格で商品を仕入れることができればOKですね。
ただし、Amazonで出品する際は手数料が引かれるので、その分を加味して利益がでるかを判断して下さい。
手数料の計算についてはfba料金シミュレーターを使います。使い方はこちらで解説しています。
【Amazon手数料計算の方法】FBA料金シュミレーターの見方・使い方
また、単純に利益が出るから仕入れよう!という訳ではなく、その利益にも下限を設定する必要があります。
この場合に必要になる考え方が「利益率」です。
利益率については、こちらで基本から解説しています。
最後に
以上、モノレートの見方から実践編までを解説しました。
おそらく難しかったかと思います。
このモノレートの見方が、せどり初心者の方がまず躓くポイントである
といった話もよく聞きます。
しかし、これがわかっていないとせどりはできません。必ずマスターして下さい。
そのためには実践する事が大切です。
実際にこのデータを見て商品を仕入れ、予想通りに売れたかをチェックする。
このように経験を積めば自ずと使えるようになります。
ちなみに今回解説した見方は基本編です(笑)
実はもっと踏み込んだ見方があるんですが、まずは基本をしっかりと理解することが大切なので今回は解説していません。
では以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
僕が1日1時間程度の作業で月30万円以上を稼いでいる方法は、下のメール講座で公開しています。
ブログでは話せない濃い内容をお届けしていますので、良かったら登録してください。
今なら「せどりの手引書」を無料プレゼント中です。
[…] 【せどり初心者向け】モノレートとは?見方・使い方の基本を解説 […]
[…] […]
難しいですが実践あるのみです。不用品で試します。
とてもわかりやすく、説明してあります。お気に入り登録させてもらいます。